#あたらしいふるさと小包お取り寄せできる沼津のいいものvol.1 戸田たちばな

#あたらしいふるさと小包[お取り寄せできる沼津のいいもの][vol.1 戸田たちばな]

沼津から離れていても楽しめる、お取り寄せ可能な沼津の”ちょっといいもの”を紹介する連載「#あたらしいふるさと小包」。
今回は沼津の最南端・戸田(へだ)エリアで生まれた「戸田橘香房(たちばなこうぼう)」のプロダクトをご紹介します。

みなさんは「(たちばな)」という柑橘をご存知ですか?
古くは「古事記」や「日本書紀」に「非時香果(ときじくのかぐのこのみ:永遠に香りつづける果実)」と神秘的な名で記されるほどの長い歴史を持つ果実。沖縄のシークワーサーと並ぶ日本固有種であり、柚子の親種でもあります。
現存する本数の希少さから絶滅危惧種に指定されている橘ですが、沼津市戸田は日本最北端、かつ最大級の自生地にあたり、その保護はもちろん、木を新たに増やしていくことで橘を安定して収穫できるように目指しているのだそう。

橘の実。3cmほどの大きさの小さな果実。古来から人々に親しまれてきた

香り豊かでキリっとした酸味が特徴の橘を、無農薬・有機栽培で自家栽培し、ひとつひとつ手作りで加工しているのが「戸田橘香房」のプロダクト。
扱っている商品は一部を除きすべてオンラインで購入することができます。

ジャムはS(45g),M(90g),L(250g)の3サイズ展開されている

まずは「たちばな香るじゃむ」。
使われているのはすべて天然素材。橘は皮も実もすべて使い、まるごとジャムに仕上げています。
ほどよい苦みと、くどさのないさわやかな甘さ。ハードなパンにも合います。
チーズにも合うとのことで、わたしはレアチーズケーキのソース代わりに使ったのですが、ジャムのほろ苦さが甘いケーキのほどよいアクセントになり、おいしさがアップ。鮮やかな黄色が見た目にも楽しく、あっという間に食べてしまいました…。ゴルゴンゾーラのようなくせのあるチーズにも合いそうです。
写真はMサイズ(90g)。紅茶に入れたり、他のジャムと楽しむときにはぴったりです。たっぷり味わいたい!という方にはLサイズ(250g)がおすすめ。

ティーパックは個包装。パッケージもシンプルながら目を惹く美しいデザインで、ギフトにもぴったり。

そして「たちばな香るお茶」。
フレーバーティーと言えば紅茶のイメージが強いですが、日本固有種の柑橘に合わせるのは、日本茶!同じく沼津のお茶屋さん「茶夢里栄(チャムリエ)工房」の減農薬栽培された沼津茶と橘をブレンドしています。
リーフのみのタイプもありますが、おすすめは簡単に入れられるトライアングルのティーパック。

注いですぐにふわりと香る、橘のかおり。冷めても渋みのでない(個人的にはかなりポイント高いところ)さっぱりとした飲み口の緑茶がベースなので、ホットはもちろん、冷茶でもおいしくいただけます。

フレーバーには甘みがついていないので、お茶やご飯のお供にも

最後に「たちばな香る唐辛子」。橘の皮と唐辛子がブレンドされた薬味です。
一味代わりにお蕎麦や汁物に入れたり、鍋のお供にもぴったりですが、唐揚げにスパイスとしてふりかけると、唐揚げの味に辛みとほのかな柑橘の香りがマッチして、さらにごはんがすすむおかずに。
暖かい一品にひと振りすると橘がよく香り、この時期はかなり重宝しそうです。
※数量限定商品のため、お求めの際は戸田橘香房までお問い合わせください。

以前は発売後オンラインショップに掲載する間もなく完売してしまったそう

いかがでしたか?「戸田橘香房」ではご紹介した商品の他にも、橘を使ったアロマライン「橘粋 kissui」など、食にとどまらず、広く生活に橘を取り入れられるプロダクトが揃っています。じゃむやお茶などを組み合わせたセットも販売されているので、これからの時期ならお年賀代わりのギフトにも利用できそうです。
驚くべきは、ほぼすべての商品がオーガニックであり、手作りということにこだわっていること。

「小さな橘の実をひとつひとつ丁寧に洗うことから」という言葉に、戸田の人々の仕事に対する真摯な姿勢を感じ、心がきゅっと引き締まる、ふるさと小包です。

開けた瞬間思わず「わぁ!」と声をあげてしまった。会わずとも作り手さんの優しさを感じる
戸田橘香房のプロダクトはこちらからもご覧いただけます

https://www.hedatachibana.com/

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